スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【レビュー】『パーク・ライフ』吉田修一

こんにちは。学生編集長です。
まだまだ寒い日が続きますね……。

さて、きょうもレビューです。

今回はこちらの作品について書いてみようと思います。


パーク・ライフパーク・ライフ
(2002/08/27)
吉田 修一

商品詳細を見る


吉田修一さんの芥川賞受賞作、『パーク・ライフ』です。
初出は2002(平成14)年、「文学界」の6月号。
ちょうど、サッカーの日韓ワールドカップが開催され、日本中が熱狂と興奮の坩堝と化していたあのころの作品なんですね。
折しも今年2010年はワールドカップ・イヤー。
当時の盛り上がりを思い出して、ちょっと懐かしくもなります。
だってなんだか今年は全然盛り上がりそうにないんだもの。

『パーク・ライフ』は、「主にバスソープや香水を扱う会社で広報兼営業を担当している」サラリーマン「ぼく」が地下鉄で偶然にして知り合った女と日比谷公園で再会を果たすところから始まる物語。
これを読んで、日常をそのまま切り取ったものという印象をもちました。
東京・日比谷公園を舞台に描かれる物語は、「物語」と称するほど大げさなものではなく、言ってしまえば、いかにもありそうな話。
なんですが、それにはいくつかの偶然が重なり合っていて、そのどれを除いても成り立たない。
なにげない日常の出来事からいろいろなひと・ものが繋がっていく。
偶然のひとつひとつがさして突飛なものでないことも、この作品をよりリアルなものにしています。
オチらしいオチがないのが関西人気質な私にはちょっと「えっ」となってしまったところではありますが、こういうほのぼのとした小説は好きですね。


それにしても、実は岐阜県出身の私、日比谷公園に行ったことがなかった!

『パーク・ライフ』を読んで、とてもとても行ってみたくなった!


ということで、



20100225110350_convert_20100421145907_convert_20100421152016.jpg

行ってみた。


いやね、あらかじめお断りしておきますよ。


決して! 決して私はね! 出会いとか! 偶然だとか! そういう動機でここへ来たわけではなくてですね!


そのような! 出会いとか! 不純な! 不埒な! 淡い期待だとかそういうのは一切! 一切ないわけです!



20100225110538_convert_20100421152049.jpg

ほらほらこの石垣の階段をのぼると『パーク・ライフ』の男と女が出会ったベンチがあってもしかしたらとか……




20100225110715_convert_20100421152122.jpg

そういう期待の一切を打ち砕く静寂。


タバコ吸ってるオッサンしかいない……というかそもそも会話してるひとがいない……!


まあ、あれです。小説は小説。現実は現実。


日比谷公園はもうちょい暖かくなってからまた来たいです。スタバ女を探しに!←懲りてない


コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

法政文芸編集委員会

Author:法政文芸編集委員会
法政大学国文学会が発行する文芸誌「法政文芸」編集委員によるブログ。編集の様子やオススメ本の紹介など、個性豊かに発信していきます。法政文芸のバックナンバー、その他のご質問はこちらまで→hosei.bungei@gmail.com

最新記事
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
人気ブログランキング
ブログランキング参戦中!ぜひ、1クリックお願いします!
人気ブログランキングへ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。