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校正について、いくつか。

こんにちは。学生編集長です。
今日も今日とて、ゼミ誌の校正。
朝からでしたが、参加してくれた人、お疲れさまでした。
先輩方も来てくださって、良い経験になったと思います。


いくつか気になる点があったので、メモメモ。
問題点は共有していきましょう。


・校正が踏み込むべきでない領域をわきまえる
法政文芸編集委員が校正でチェックすべき個所は、表現上の問題ではなくて、誌面上の誤りや表記ルールの誤用です。僕たちは小説の核(内容・表現)に迫るようなチェックをするより、もっと文字に対して記号的・皮膚的なチェックをするべきでしょう。僕らはあくまでも原稿の形成外科医であって、精神科医ではありません。

・表記ルールなど基本的部分の見落とし

書名、雑誌名を括るときに使用する二重括弧、語句を区切る中黒の使用など、基本的な表記ルールを把握していない人が多いようです。その結果、「まあいいか」とその部分をスルーしてしまうことにも繋がりかねません。三点リーダやダッシュの使用ルールなど、基本的な記号については使用法を理解しましょう。

・自分ルールの撤廃
「難しい漢字はルビをしたほうがいい」「ここは漢字で統一」など、校正に必要のない自分ルールは捨て去りましょう。と言いつつも、僕もよく自分ジャッジが表に出てしまうときがあります。そういう時は、まず経験者や複数人に聞いて、判断を仰ぎましょう。校正を複数人でやるのは、原稿を見る目を増やす意味があります。違う視点を持っている誰かに聞かなければ、複数人で校正する意味などありません。議論を戦わせることも、時には必要でしょう。

・表現に囚われるより、誌面をよく見る

再三言われることですが、校正作業には記号的な読みを。内容を追うことと、言葉を文字として読むことは別です。文字は記号化された言葉という認識で、言葉を追うよりも文字を追いましょう。僕らの仕事は、イケメンを製造することであって、性格までは個々人の内面の勝手なので、ノータッチで。

・先輩に聞く。後輩に教える。
未経験者ほど率先して校正作業に関わってほしいと思います。そして、未経験者や経験が浅い人たち同士で相談するのではなく、経験者や先輩に相談をして下さい。先輩や経験者は、自分の校正作業のやり方に誤りがないか、お互いに確認し合いつつ、後輩に技術を教えていくこと。良い果実は水と肥料をやる人がいなければ育ちませんが、同時に果実自身にも良く育とうという意思が必要です。そして、肥沃な大地で育つ果実よりも、多少は厳しい環境で育った果実のほうが、より中身は甘く濃く育つはずです。


以上、気になった点を僕なりにまとめさせてもらいました。
これを読んで、みんなが感情的にどう思うかは別として、とにかく法政文芸編集委員内で、校正作業のやり方についてたくさんの問題点が見えてくるのでは、と思います。
このような問題を解決していくには、誰か一人が問題を把握して解決にあたるよりも、問題を共有して「じゃあどう解決していくか、どう対処するか」を全体として考えたほうが、遥かに楽で時間もかかりません。
しかし、問題点を全員に浸透させ理解するまでに時間がかかるのです。
そして、浸透させるやり方で、全体の理解度は左右されます。
このやり方は、僕が率先して考えていかねばならない部分です。


校正作業をして見えてくる問題点をスルーしていては、いつまで経っても今の法政文芸に進歩は見られないし、これからも、進歩していく部分は生まれないと思います。
誰かが気づいた問題点を共有して、全体の動きの中で解決していかねば、法政文芸は次第に周囲からの信用を失ってしまうでしょう。
何よりも大事なのは信用であり、信用なくして組織は動きません。
信用があるからこそ、原稿は集まるし、人も集まるのです。
問題点を先送り先送りにして、誰ひとり問題に気づくことがないという愚鈍な状態に陥ってしまったら、それこそが法政文芸の破綻の糸口になるでしょう。


僕自身もまだ知らないことがたくさんあります。
誰かに聞いても答えが返ってこないことなんて、ザラです。
だからこそ、誰かが気づいたことを、いろんな人にパスしてやる機能がないとダメなのです。知らないままでいたら、いつまで経っても、視線は変化を起こさない。
こういう話を聞くのは、ちょっと感情的には気分が悪いかもしれませんが、こういうことを話すことや受け取ったりすることが、本来の意味でのコミュニケーションであると思いますし、法政文芸に本当に必要な基礎部分だと思います。


冗長に語っても仕方ないので、今日はこれにて!
この記事を書いていて、僕自身も見直すべきこと、たくさんありました。

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法政文芸編集委員会

Author:法政文芸編集委員会
法政大学国文学会が発行する文芸誌「法政文芸」編集委員によるブログ。編集の様子やオススメ本の紹介など、個性豊かに発信していきます。法政文芸のバックナンバー、その他のご質問はこちらまで→hosei.bungei@gmail.com

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